ローランド Roland 電子ピアノ HP-330 の修理

鍵盤が、ガチャガチャと音を立て、その内の1音がならなくなったので、中に何かが入っているのではと思い、分解してみました。
鍵盤を外してみると、ヘビの頭のようなものが出てきました。
その下に、こんな部品がありました。
この部品の先が折れていたのです。
このようにつがながる筈です。
まるでヘビですね。
うまい具合に、金属部分がプラスチック部分に差し込めるような形で折れていたので、接着剤でつけてみました。
瞬間接着剤でつくかどうかわからないので、セメダインスーパーXを使いました。
しばらくかわかして、取り付けて、元のように組み立てました。
  
結果はバッチリ。 きれいになおりました。
  


ついでに、分解の手順をしるします。
ピアノの底、向かって右です。 赤丸の3本のねじを外します。
 
ピアノの底、向かって左です。 赤丸の3本のねじを外します。
 
ピアノの後側です。 ペダルや電源のコードを抜き、赤丸のねじを外します。9本あります。
前のほうを持ち上げると、パカッと口をあけます。
口棒の取り外し。(鍵盤の手前の茶色の棒)
 
鍵盤の左右の赤丸のところのねじを外します。
ピアノの裏、手前です。 口棒を止めている6本のねじをはずします。
そうすると、口棒を外すことができます。
鍵盤の後ろの方のフォークのようになったところを少し広げると、下部の突起からはずれるので、そのまま持ち上げます。
鍵盤前部にも気をつけながら外します。
無理して折ってしまわないよう、気をつけましょう。
プラスチック部品は、折れたらあとが大変です。
組み立ては、この逆に。ネジを間違えないようにしましょう。

ピアノ技研 pianogiken.com 23 August 2008 home